品川 嘉也

定価: ¥ 540
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発売日: 2002-12
発売元: 光文社
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科学的な視点に立って気功を考える
かつての世紀末オカルトブーム期に、触れてもいない相手を吹き飛ばしたり、頭でコンクリートを割るといった曲芸を披露する硬気功が一躍脚光を浴びました。ところが、これは我々に気功に対する誤った概念を植えつける結果となりました。気功は、エスパーでも魔法でもありません。れっきとした東洋医学の1つです(「気」が存在するか否かは別として)。
さておき、本書は、気功の実践というよりも気功の研究という部分にやや重点が置かれているのが特徴です。といっても、気功の源流、科学的見解、そして実践編と、まさに「気功入門」というタイトルをつけるにふさわしい仕上がりです。また、著者は気功師ではなく大脳生理学者です。そして彼が、科学者という立場から気功に接近した(具体的にいえば脳波を取って比較した)という点で、私は本書に好感を持てます。
気功を実践する部分は短めですが、著者が気功のみならずヨガやエアロビクスを取り入れて無理なく効率よく実践できるように気を配って作成されたものです。ただし、これらはあくまで、健康法としての気功の実践であって、気功師になるための修行などではありません。また、健康法といっても、病気にかかりにくくする、運動能力を向上させるといった身体的な健康法ではなく、脳を活性化させる精神的な健康法です。
なお、著者は気功とヨガの関連についても少し触れられています。これを呼んでヨガに興味を持ったという方には、「沖正弘『ヨガの喜び』光文社」をお勧めします。著者は本書で、自己の存在と宇宙的存在を合一させることを強調されていますが、これがまさにヨガの理念です。
気を充たすと言う事
気を充たすと言う事は、大宇宙の中で大自然の織り成すエネルギーの大気と小宇宙の身体のエネルギーの呼吸を融合させることである、つまり自然と一体となることである、基本は鼻呼吸による腹式呼吸法である、深くゆっくり呼吸する、そうすることで自律神経が正常に維持され機能し身体機能を司る免疫システムが維持される、気を充たす事、東洋医学の基本概念の気の本質を知ることは健康体の本質を知ることである
